2023/03/29 更新
フェアウェイウッドが苦手な人にオススメなのが、ユーティリティです。フェアウェイウッドのようにヘッドが大きくて、ソール幅があり、芝生の上から打ちやすい構造となっています。
ユーティリティ、ハイブリッドの呼び方の違い
ユーティリティは、ロングアイアンやミドルアイアンの代替となるような飛ばせるアイアンクラブ(ハイブリッド)のことですが、最近ではフェアウェイウッドとの飛距離差を埋める便利なクラブ(ユーティリティ)という意味が強くなってきてます。
ヘッドは、アイアン型だったり、フェアウェイウッドに近い形状をしいてるタイプもあります。
海外では、ハイブリッドと呼ばれてることが多いです。テーラーメイドでは、レスキューと呼ばれたりしています。
幾つかの呼び方があるものの日本ではユーティリティと呼ぶことが一般的となってます。
呼び方よりも、ユーティリティのヘッド形状や用途の方が重要です。
ユーティリティの強味
芝生の上から、160ヤード、170ヤード、180ヤードくらいを打ちたいと思ったとき、フェアウェイウッドが苦手な場合、どのようなクラブで打つのか迷ってしまうことがあります。そのような時にはユーティリティを使うと良いです。アイアンが得意だという人は、ユーティリティを使って、170ヤード、180ヤードを狙って打っていくという人も少なくありません。
ユーティリティには大きく2つのタイプがありますので、以下に紹介します。
タラコ型 ユーティリティ
フェアウェイウッドとアイアンが融合したような構造となっており、ヘッドが大きくて、ソール幅が広くなっており、芝生の上でヘッドが滑りやすくなっています。また、アイアンよりもボールが上がりやすく、打ちやすいです。一般的にはタラコ型ユーティリティと呼ばれています。別名ハイブリットと呼ばれることもあります。
アイアン型 ユーティリティ
従来のアイアンと同じようなヘッド形状をしていますが、ヘッド内部が空洞になっていたり、低重心化が図られていたり、ボールが捕まりやすい構造となっているユーティリティもあります。従来のアイアンよりもボールが上がりやすくなっています。アイアンを得意としている人にはピッタリなユーティリティです。
ミドルアイアンの代替となるユーティリティ
ユーティリティというと、180ヤード前後を打つためのクラブというイメージが強くあり、3番ユーティリティ、4番ユーティリティをイメージしやすいかもしれません。ですが、最近はミドルアイアンの代替となるユーティリティも増えてきています。5番アイアンなどが苦手だという場合、ミドルアイアンの代替となるユーティリティを使うと良いです。
ミドルアイアンの代替となるユーティリティ
ミドルアイアンの代替となるユーティリティも増えてきており、5番ユーティリティ、6番ユーティリティなどもあります。アイアンが苦手だという人は、ミドルアイアンの代替となるユーティリティを使って、芝生からのショットのミスを減らして、確実にボールを前進させるということを考えると良いです。
上述したことから、最近では7番アイアンからのセッティングも増えてきています。5番アイアン、6番アイアンはユーティリティで対応するというセッティングです。アイアンが苦手だという人は、そのようなセッティングもアリです。
ユーティリティだから飛ぶ訳ではない
ユーティリティを使えば、いつもより飛ばせるという訳ではありません。従来のアイアンを使うよりは、打ちやすいですし、フェース面の弾きも強くなっているので、飛ばしやすいのは事実ですが、飛距離アップできる訳ではありません。あくまでも、従来のアイアンよりもミスを減らして、高弾道が打ちやすいということです。
ユーティリティの番手別 飛距離参考
ユーティリティの番手別の飛距離です。
参考にしてください。
番手 | 飛距離目安 |
3番ユーティリティ | 180~190ヤード |
4番ユーティリティ | 170~180ヤード |
5番ユーティリティ | 160~170ヤード |
6番ユーティリティ | 150~160ヤード |
7番ユーティリティ | 130~140ヤード |
ハイロフトのユーティリティがおすすめ
アイアンが苦手であればハイロフトのユーティリティがお勧めです。ハイロフトのユーティリティとは、7番アイアン、6番アイアンの代替となるようなロフト角が大きいユーティリティのことです。
PINGから、7番ユーティリティ(ロフト角34度)、6番ユーティリティ(ロフト角30度)が用意されてますので、アイアンが苦手な人にお勧めできます。
7番ユーティリティ、6番ユーティリティを入れれば、8番アイアンからのセッティングとなりますので、苦手のアイアン少な目のセッティングとなりますので、アイアンの使用率を減らしてミスを減らすことができるという考え方となります。
PING G430 ハイブリットPING 最新モデルのユーティリティです。超高弾道が簡単に打てます |
PING G425 ハイブリットPING 2020年モデルとなります。U7ロフト角34度、U6ロフト角30度が人気あります。 |
その他、おすすめのユーティリティ紹介
おすすめユーティリティを紹介します。
テーラーメイド SIM2 MAX レスキューツイストフェース搭載、2021年モデルのユーティリティです。滑りやすいソールと弾きの良いフェースで、優しく打てるし、誰でも高弾道が打てます。 |
テーラーメイド SIM MAX レスキューツイストフェース搭載、2020年モデルのユーティリティです。アイアンのようなヘッドでマイルドな打感で弾きが強くて、良く飛ぶユーティリティです。 |
テーラーメイド Mグローレ レスキューツイストフェースを搭載したユーティリティです。総重量が軽くて振りやすく、低重心で高弾道が打ちやすいモデルです。 |
テーラーメイド M6 レスキューツイストフェースを搭載した最新モデルです。飛び性能も高くなっています。スピン量が少なめですが高弾道なボールで止めるというイメージです。 |
ユーティリティを使ってミスを減らす
ユーティリティは、ソール幅が広いのでダフり難いです。また、フェース面の弾きが強くなっているモデルもあります。ミスしても飛ばせる構造となっています。アイアンのようにダフってしまったらボールが全く飛ばないという感じではありません。ユーティリティを使うことで、大きなミスを減らして、スコアをまとめやすくなります。
ユーティリティを取り入れたセッティング
アイアンが難しくて打てない人という場合、ユーティリティを使うと良いです。
アイアンのミスを補うためにユーティリティを使うという人は多いです。
必ずしもアイアンを使わなければいけないというワケではありません。
例えば、7番までアイアンを入れて、6番ユーティリティ、5番ユーティリティを入れるというのアリです。
7番までアイアンを入れた場合は、下記のような飛距離差となります。
7番アイアン | 140~150ヤード |
6番ユーティリティ | 150~160 |
5番ユーティリティ | 165~170 |
または、6番までアイアンを入れて、5番ユーティリティ、4番ユーティリティを入れるというのも良いですし、ウッド系が得意な人は、ショーとウッドを入れて対応するというセッティングもあります。
アイアンとユーティリティを組み合わせてセッティングをする場合、番手ごとの飛距離を確認することが大切です。
その場合、ロフト角をチェックされると良いです。