ゴルフ100切るセカンドショットのコツ
2023/01/07更新
ゴルフスコア100切るためのショット技術として重要なのが、セカンドショットです。とくにPAR4ミドルホールでは、きちんとセカンドショットを打てるかどうかによって、スコアがまとまるのかどうか左右されます。セカンドショットがミスばかりでは、いつまでたってもダブルボギー、トリプルボギーが多くなってしまい、なかなかスコアをまとめることができません。
ゴルフ100切るセカンドショットのコツを紹介しますので、参考にしてください。
セカンドショットの基本概念
セカンドショットといっても大きくは、2種類のセカンドショットがあります。
それは、ミドルホールでのセカンドショット、ロングホールでのセカンドショットです。
PAR4ミドルホールでのセカンドショットは、グリーンを狙ったショットとなります。2オンできれば、パーチャンスとなりますので、とても重要なショットとなります。
PAR5ロングホールのセカンドショットは、飛ばすか、刻むかを選択されることが多いですが、ひとつ言えるのは無理して飛ばす必要はありません。PAR5の場合、3打目勝負でグリーンにつけていけば良いからです。
PAR4ミドルホールのセカンドショット
PAR4ミドルホールは、4打でカップインできれば、パーとなります。言葉で言うのは簡単ですが、距離の長いPAR4ミドルホールと距離の短いPARミドルホールがあります。それぞれのセカンドショットの考え方を紹介します。
300~330ヤード | 距離の短いPAR4ミドルホールの場合
距離が短い場合、飛距離が出ないゴルファーでもセカンドショットでグリーンを捉えられる確率が高くなります。この場合、セカンドショットではショートアイアン、ウェッジなどを使うことが多くなります。
また、グリーンまでの距離が100ヤードくらいとなることが多く、パーオン率が高くなりますし、パーがとりやすくなります。このような距離の短いミドルホールは、サービスホールと呼ばれることもあり、確実なセカンドショットが打てるようにしておくことが大切です。
100ヤード圏内のショットが重要
求められるのは、100ヤード内のショットとなります。9番アイアン、ピッチングウェッジ、その他ウェッジでのショットの精度を高めることが必要となります。できれば、確実なショットでバーディーがとれるようになると良いです。
340~370ヤード | 中距離のPAR4ミドルホールの場合
340~370ヤードくらいのミドルホールが最も多いです。そして、グリーンまでの距離が130~150ヤードくらい残ることが多いです。使用するアイアンクラブの番手としては、8番アイアン~5番アイアンくらまで多いです。
実は、グリーンまでの距離130~150ヤードというのが、セカンドショットの大きな課題となります。140ヤード前後くらいの距離を確実に狙えられるような精度の高いアイアンショットが必要となります。
140~150ヤードくらいのショットが必要
スコアを縮めるには、ミドルホールでのグリーンを狙った140~150ヤードくらいのアイアンショットの精度が求められます。これが、なかなかパーオンさせるのが難しく、ボールが少しだけグリーンをこぼれてしまったり、グリーン周りのバンカーに捕まってしまうこともあります。
ミドルアイアンの精度が必要
なので、140~150ヤードくらいのセカンドショットの精度を高めるために、8番アイアン、7番アイアンなどをしっかりと練習することが必要となります。
また、最近の飛び系のアイアンであれば、8番アイアンで140ヤードくらい飛ばせるので、優しくグリーンを狙っていけますし、こういったところで飛び系アイアンの威力を発揮することができます。
380~420ヤード | 距離の長いPAR4ミドルホールの場合
ミドルホールでも難易度が高いのが距離が長い場合で、それも400ヤード近くになると、パーが取れる確率がかなり下がり、ボギーオン基本で考えることも必要となります。距離が長い場合、グリーンまでの距離が170~190ヤードくらい残ることがあり、7番ウッド、5番ウッドで打たなければならないこともあります。この場合、アイアンショットよりもフェアウェイウッドが打てる技術が必要となります。
芝生の上から180ヤード前後が打てるかどうか
また、芝生の上から180ヤード前後の距離を狙って打てないという場合、自信が無い場合は、刻むこともアリです。距離の長いミドルホールというのは、難易度が高いので、3打でグリーンに乗せることを前提に考えて、攻めるのもアリです。
グリーンまでの距離が180ヤードであれば、7番アイアンで140ヤードを打ち、残り40ヤードをウェッジで寄せるというような攻め方をするのも良いです。現実的には、刻んだ方がスコアをまとめやすいこともあります。できれば、寄せワンでパーがとりたいところですが、ボギーでも御の字です。
ユーティリティを使うのもアリ
フェアウェイウッドが苦手という場合は、ユーティリティを使うのもアリです。どちらにしろ、180ヤード前後をしっかりと打てる技術と自信を持って打てるクラブが必要となります。フェアウィウッドが苦手だから、ユーティリティを使うという安易な考えだけではなく、ミスせずに打っていけることが求められます。
PAR5ロングホールのセカンドショット
ロングホールのセカンドショットがありがちなのが、フェアウェイウッドを使ってみて、ミスショットしてしまうというパターンです。極端なアウトサイドイン軌道の手打ちでフック系のミスが出て、左OBになってしまったり、ダフってしまうというようなミスが目立ちます。
刻むという考えもあり
ロングホールのセカンドショットの場合、どうしても飛ばしたいという気持ちになりますが、グリーンまでの距離を確認して冷静に考えることが重要です。例えば、グリーンまでの距離が250ヤードだった場合、かなり距離が残っているので、フェアウェイウッドで打ちたくなります。ロングホールの場合、3打目でグリーンに乗せられれば、パーオンとなります。
ですから、残り距離の250ヤードを2分割すると、125ヤードとなり、125ヤードを2回打てば、パーオンができるという計算になります。ロングホールの場合、残った距離を2分割して考えることで、気持ちを落ち着かせることができますし、それほど難しい距離ではないということに気付きます。
125ヤードを2回打つというのが嫌であれば、セカンドショットを5番アイアンで160ヤードくらい飛ばして、残り90ヤードを確実に狙うというのもあります。ロングホールの場合、無理をしなければ、意外とスコアをまとめられます。そのためには、ミスをしないセカンドショットを心掛けて、ベタピンを狙える3打目で勝負すると良いです。
セカンドショットが当たらない
セカンドショットが思ったように当たらない場合、打ち急ぎになっている可能性があります。
手打ちになっていることも考えられます。
芝生の上からのセカンドショット、つまりアイアンショットを打つときというのは、冷静に打てていませすか?
自分がどのようなアドレスで、どこを狙って、どの方向を向いているのか想い出せますか?
ラウンド中のショットというのは、意外と無我夢中となっているので、どんな打ち方をしているのか思い出せないかもしれません。練習場でボールを打っている時のことを思い出して、ゆっくりとバックスイングをして、ゆっくりダウンスイングを開始すれば、自然とアイアンクラブがゴルフボールを飛ばしてくれます。
ボールの前で構えて、左肩が顎の下にしっかりと入って、上半身と下半身の捻転差を作って、下半身リードで打てるようにすることが大切です。
セカンドショットの練習
セカンドショットで使用頻度が高いのはアイアンクラブとなります。ですから、アイアンクラブを中心に練習をすることとなります。最近はストロングアイアンが多くなっているので、8番アイアンを中心に練習する人が多いですし、そのように教えるゴルフレッスンも増えてきています。セカンドショットの練習方法を伝える前に、セカンドショットのミスにはどのようなミスショットがあるのかを知っておくと良いです。
セカンドショットのミス
セカンドショットのミスで多いのは、ダフリが多いです。そして、ボールが左に巻いてしまう、フック系のミス、チーピンが多いです。セカンドショットというのは、グリーンを狙ったショットを意味していることが多いです。
狙ったショットにも関らず、狙った方向とは全く違う方向にボールが飛んでしまうというようなミスが多いです。なので、フック系のミス、チーピンを防ぐために、ボールを捕まりを抑えたアイアンを使うという人も居ます。
余分なチカラが入ってしまう
セカンドショットのミスというのは、飛ばそうとしたり、ボールを上げようとする気持ちから、余分なチカラが入ってしまって、ダフッたり、チーピンになったりしてしまいます。また、グリーンを狙おうとすると、グリーンに届かせようとするので、余計に飛ばそうとしてしまいます。
セカンドショットに関らず、ゴルフというスポーツでミスが増えるのは、自分の気持ちと打つときのチカラが加減のコントロールが効かなくなるからです。
セカンドショットの練習方法
ゴルフ練習場では、しっかりと打って、しっかりと飛ばす練習ばかりしているかと思います。セカンドショットの場合、飛ばすことよりもミスせずに、狙ったところにボールを運ぶというイメージがとても重要となってきます。なので、7番アイアンで150ヤード飛ばすとか、160ヤードくらい飛ばすための練習ではなくて、7番アイアンで140ヤード以下でも良いので、自分が狙ったところにボールを打てる練習をする方が実戦的です。
スリークオーターショットでも良いので、狙ったところに飛ばせるようになることが重要です。
実際のラウンドで大きなミスをしないように、練習場でも、ゴルフ場でも確実なセカンドショットが打てるようにしておくことが大切です。
無理して狙わない
セカンドショットでは、どうしてもグリーンを狙ってしまったり、ロングホールではスプーン(3番ウッド)が打てるかどうか判らないけど、打ってみたりというチャレンジ(挑戦)的なことが多くならないようにすることが大切です。
ミドルホールでもグリーンに届かないと思ったら、手前に刻むことも必要です。無理して狙うことでグリーンオンできる可能性もあるかと思いますが、ミスしてまったらバンカーに捕まったり、グリーン周りの難しいアプローチが必要となるようなところにボールが行ってしまうこともあります。
アイアンは、ボールが捕まりやすくてフック系のミスが出やすいので、左のOB要注意です。
または、グリーン左のバンカーに捕まらないようにすることが大切です。
自分の持ち球、いつもミスする傾向を把握してショットすることで致命的なミスを減らすことができます。
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