ドライバーが打てない症状別、ドライバーの選び方

様々なドライバーがありますが、実際のところは、何が良いのか判らないというのが正直なところではないでしょうか。毎年、新しいモデルが発売されるし、マイナーチェンジをされることは、当たり前です。そして、中古市場には山のように多くのモデルがあります。その中から、自分に合ったドライバーを見つけることは、至難です。
自分がどんな弾道を打ちたいのか、ドライバーのミスを減らしたいのかなど、求めていることによって、選び方が変わってきます。以下は、打ちたい弾道別の選び方の例です。参考にしてみて下さい。
スライスに悩んでいるゴルファー
とにかくスライスを減らしたい、スライスのOBを減らしたいの。ドライバーは、直ぐに右にいっちゃうもん。スライスを減らせれば、フェアウェイから次のショットが打てるから、きっとスコアが良くなるはずなのに!

- 重心距離が短いドライバー
- フックフェースのドライバー
- 重心角が大きいドライバー
最近のドライバーの殆どは、フックフェースとなっており、構えるとドライバーのフェースが少し左を向く状態です。左を向いている状態で、真っ直ぐです。最初から左へ向いているので、打ち方が悪くても、スライスを減らしてくれるのです。
捉まり良いドライバー
捉まりの良いドライバーを使えば、スライスを減らすことができますし、直進性の高いショットが打てます。スライスが減るだけで、飛距離アップができます。
捉まり調整ができるドライバー
ドライバーの弾道が低いゴルファー
なんか、ドライバーだけ低い弾道になるから、高い弾道が打ちたい。低空の弾道は直ぐにボールが着地しちゃうから飛距離が出てない感じがする~

- 先調子のシャフト
- ロフト角が大きいドライバー
- 重心深度が深いドライバー
- シャローヘッドのドライバー
飛ばしたい気持ちが強くて、ロフト角の数字が小さ目のドライバーを使っていると、低い弾道になってしまいます。併せて、最近のドライバーは低スピンで打てる構造となっていますので、余計にボールが上がり難くなります。適切なロフト角のドライバーを選ぶことが大切です。また、重心深度が深いドライバーは、ヘッド後方からボールを推して打つエネルギーが増幅されますので、強いインパクトで、高い弾道が打ちやすくなります。
高弾道が打ちやすいドライバー
低スピンが打てるドライバーが増えてきていますが、低スピン過ぎてボールが上がらないという場合は、高弾道が打てるモデルを選ぶと良いです。高い弾道で打てるだけで、飛距離アップできる可能性が高くなります。
ドライバーショットに不安を抱えているゴルファー
ドライバーショットは、緊張するから、とにかく安定して打ちたい。飛距離とかじゃなくて、とりあえず真っ直ぐ打ちたい。

- シャフトが短いドライバー
ドライバーショットの最大の不安は、シャフトが長くて打ち難いからです。ならば、シャフトが短いドライバーを使えば、ボールと自分の距離が縮まって安心感を持って打てるようになります。
シャフトが短いドライバー
昨今、シャフトが短いドライバーの有用性が注目されています。シャフトが短い方が、振り易くて、ミートしやすくなるからです。
ヘッドスピードを速くしたいゴルファー
パワー不足で、インパクトが弱い感じがするから、ヘッドスピードを速くしたいな~。インパクトで打ち負けている感じがするから、弱々しい弾道になっちゃうんだよね。

- 長目のシャフトのドライバー
ヘッドスピードを速くする簡単な方法は、長いシャフトのドライバーを使うことです。46インチくらいまでのドライバーが良いです。あまりにもシャフトが長いと、振り切れなくなります。シャフトが長くなるだけで、ヘッドスピードが速くなることを実感しますし、インパクトも強くなります。ただ、新しいモデルのドライバーは、総じてシャフトが長くなっています。45.75インチくらいのドライバーが増えてきています。以前は、45インチ前後が主流でしたから、0.75インチ(約1.9センチ)程度、長くなってきています。
シャフトが長めのドライバー
シャフトが長くなれば、誰でもヘッドスピードが速くなります。ヘッドスピードが速くなれば、飛距離アップができます。女子プロゴルファーの多くも長目のシャフトを装着したドライバーを使用していたりもします。
低スピンなボールを打ちたい
バックスピン量を減らしたいな~ どうしても吹き上がったボールになってしまって、高さはでるんだけど、高弾道過ぎて飛距離が落ちている気がする。

- 浅重心(前重心)のドライバー
低スピンで、棒球が打てると、飛距離アップができます。最近のドライバーは、総じて低スピンなボールが打ちやすくなっています。低スピンが打てるドライバーを使う場合は、ロフト角を大き目にして、打ち出し角を高めにしておくと良いです。また、バックスピン量が少なすぎて、ボールが上がらなくなってしまい、ボールが直ぐに落下してしまう、ドロップボールとなってしまうこともあります。それほど、ヘッドスピードが速くない一般的なゴルファーの場合、低スピンなボールが打てるドライバーは、諸刃の剣となりますので、注意して下さい。
低スピンが打てるドライバー
低スピンが打てるドライバーが主流となってきていますが、一般的なゴルファーのヘッドスピードの場合は、ボールに揚力を与えることができずに、低い弾道となってしまい、逆に飛距離を落としてしまうこともありますので、注意が必要です。
自分に合ったドライバーを見つけるために
自分に合ったドライバーを見つけるための備忘録として、箇条書きですが、ドライバーの構造による症状などを書き留めましたので、参考にしてください。背伸びせずに、自分のスイングパワーに合った、ドライバーを見つけて下さい。
ロフト角が小さい
ロフト角が小さいとボールが上がらない、低い弾道になり、飛距離を落とすこともある。最近のドライバーは、低スピンが打ちやすいので、ロフト角が10度、11度、12度という設定になっているモデルが多いです。
硬過ぎるシャフト
シャフトの撓りを活かすことができずに、弱々しい弾道となってしまうことがある。また、スライスしたり、チーピンになってしまうこともある。
柔らかすぎるシャフト
シャフトの撓り戻りが遅くなるので、スライスする可能性が高くなる。また、打点が安定せずに、ナイスショットの確率が下がることも。
重すぎるシャフト
シャフトが重いと、スイングパワーが負けてしまって、速く振ることができないので、腕のチカラに頼ろうとしてしまい、ダフってしまうこともある。最近のドライバーの傾向としては、軽くて、柔らか目のシャフトを装着したモデルが増えてきました。
低スピンが打てるドライバー
低スピンとは、バックスピン量が少ないこと。バックスピン量が少ないと、ボールに揚力を与えることができずに、低い弾道となってしまい、ボールが直ぐに着地してしまい、飛距離を落としてしまう。
重心距離が短いドライバー
もともと、フックが打てるゴルファーが、重心距離が短いドライバーを使うと、チーピンを連発してしてしまうことがある。チーピンとは、ボールが左方向へ強く曲がっていく弾道で、左のOBまっしぐらになることが多い。スライスよりも厄介。
シャフトが短いドライバー
シャフトが短いと振り易くて、ミートしやすいというメリットがあります。デメリットとしては、ヘッドスピードが遅くなり、インパクトが弱くなる可能性がある。
長いシャフトのドライバー
ヘッドスピードを速くなり、強いインパクトで打ちやすくなる。ただし、打点がズレやすくなるというデメリットもあります。
ドライバー選びは難しいです。自分に合ったドライバーを見つけるのは、至難です。一度、自分に合うドライバーを見つけても、スイングというものは変化していきますから、しばらくすと打てなくなったりすることもあります。ですから、常にドライバー2本持っているという人も少なくありません。諦めずに、自分に合ったドライバーを探してみて下さい! 必ずエースドライバーが見つかるはずです!
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